NEWS LETTER 2019年1月(唾液っ…

NEWS LETTER 2019年1月(唾液ってすごい!10のチカラ)

NEWS LETTER 2019年1月(唾液ってすごい!10のチカラ)

お口の中に当たり前にある唾液が、実際にどんな役割を果たしてくれているのか?あなたはご存知ですか?

唾液は私たちが想像する以上に多くの働きを持ち、お口や体の健康維持に一役買ってくれているのです。

普段はあまり注目されることのない唾液にスポットを当て、その秘めたるパワーをご紹介していきます。

唾液に秘められた10のチカラ

お口の中で分泌される唾液は、99%以上が水分からできており、残りの1%ほどに消化や殺菌、免疫に関わる成分が含まれています。

1日に分泌される分量は、0.5~15リットルで、「耳下線」「顎下線」「舌下線」の3大唾液線のほか、唇や上あごに存在する「小唾液腺」から分泌されます。

その唾液を細かく調べていくと、10通りもの作用を持っていることがわかっています。

【唾液の作用】

消化→唾液アミラーゼがデンプンを分解する

溶解→食べ物の味を感じやすくする

潤滑→食べ物を柔らかくし、飲み込みやすくする

自浄→食べかすやプラークを洗い流す

粘膜保護→お口の粘膜を保湿・保護する

再石灰化→エナメル質の表面を修復する

pH緩衝→虫歯菌の「酸」を中和する

殺菌→殺菌の感染を防ぐ

老化防止→成長ホルモンが筋肉や骨、歯などの発育を促進

活性酸素抑制→食品中の活性酸素を減少させる

上記の10の作用は大きく分けると、

①「食事をサポートする働き」②「お口の健康を守る働き」③「体の健康を守る働き」の3つに分類できます。

唾液の働き:①食事をサポートする

食べ物はお口の中で細かく砕かれ、食道を通って胃に運ばれます。唾液には食べ物を柔らかくし、さらに、お口や食道を滑りやすくして食べ物を飲み込みやすくする働きがあります。また、お口は消化器官としての役割も担っており、唾液にはデンプン(炭水化物)を分解して糖(麦芽糖)に分解する「アミラーゼ」という消化酵素も含まれています。そして、食事をするうえで重要なのが、食べ物を美味しく感じる「味覚」です。私たちの舌には味蕾(みらい)という組織があり、その味蕾が味成分をキャッチすることで甘みや塩味、苦みなどの味覚を感じています。その味成分は、食べ物から唾液の中に溶け込んで味蕾へと取り込まれていきます。つまり、食べ物が唾液と混ざり合わないと、私たちは食べ物の味を感じることが出来ないというわけです。

唾液の働き:②お口の健康を守る

唾液は、まさに「天然のクリーニング剤」と呼ぶのにふさわしく、お口の中の食べかすやプラークをきれいに洗い流してくれます。また、お口の中は食後、虫歯菌が産出する酸によって「酸性」になりますが、唾液にはその酸を中和する緩衝(かんしょう)作用を持っています。この唾液の緩衝作用が「酸性」になったお口の中を中和して、元の「中性」へと戻していきます。さらに、カルシウムやリンなどのミネラルを豊富に含む唾液は、虫歯菌の酸によって溶け出したエナメル質を修復する機能も備わっています。(再石灰化作用)唾液は、自浄作用、緩衝作用、再石灰作用の3つの働きで、私たちの歯を虫歯から守ってくれているのです。唾液はさらに「ムチン」という糖たんぱく質が含まれており、このムチンがお口の中の粘膜を覆って外部からの刺激や乾燥を守ってくれます。

唾液の働き:③体の健康を守る

唾液には、ラクトフェリンや免疫グロブリンをはじめ、リゾチーム、ペルオキシターゼなどの抗菌成分が含まれています。これらの抗菌成分が細菌の侵入から私たちの体を守っています。また唾液には若返りホルモンとして知られる「バロチン」という物質のほか、食品中の活性酸素を減少させるペルオキシターゼやカタラーゼなども含まれています。

唾液をたくさん出して、お口や体を健康に

唾液は、実に多くの働きを持ち、私たちのお口や体の健康に貢献しています。その唾液が少なくなればお口の中が乾いて会話や食事がしづらくなったり、食べ物の味が感じにくくなったりなど、日常の生活にも支障をきたすようになります。また虫歯や歯周病、風邪やインフルエンザなどの感染症にもかかりやくすなってしまうでしょう。唾液は私たちの普段の食生活を少し工夫するだけで、その分泌をうながしていくことができます。唾液をたくさん出して、お口や体の健康を維持していきましょう。

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