予防歯科のススメ 2017年12月

予防歯科のススメ 2017年12月

歯茎が下がり、歯が長くなって見える

以前に比べて歯が長く見えたり、冷たいもの熱いもので 歯がしみるようになったことはありませんか?原因は歯の周囲の歯茎が下がって来たことが原因かもしれません。歯科分野では 『歯肉退縮』と言いますが、不都合なことが色々起こってきます。一度下がった歯茎は、自然に元には戻りません。歯茎が下がると困ること(1)知覚過敏が起こる。冷たいものや暑いもの、甘いものや歯ブラシの際にしみる、違和感があるという知覚過敏が起こります。歯の感覚が過敏になっている状態です。ただし虫歯ではなく、症状がなかなか治らないために日常生活で苦しむ方も多く厄介な症状であると言えます。(2)虫歯になりやすくなる。歯茎が下がると、それまで歯茎に隠れていた歯根表面が露出します。歯根の表面はエナメル質という硬い表面ではなく、象牙質やセメント質という軟らかい表面となります。エナメル質は刺激や虫歯菌の酸から守ってますが その層がないと虫歯にとてもかかりやすくなってしまいます。(3)食べ物が詰まりやすくなる。歯茎が下がると、歯と歯の隙間が大きく空いてくるため食べ物が詰まりやすくなります。そして歯磨きも不十分となりやすく そこに細菌が繁殖しやすく口臭の原因となったり 外出先で取れなければ不快な症状がずーと続くことになります。(4)見た目が老けて見えやすい。歯茎が下がると 歯の見た目が長くなり歯の隙間も大きくなり実年齢よりも老けた第一印象を与えます。歯茎が下がる原因とは!(1)歯周病。歯茎が下がる原因として、歯周病が挙げられます。歯周病は歯を支えている骨が破壊されていく病気です。そのため歯周病が進行するにつれて骨を覆っている歯茎も骨と共に下がってしまいます。また歯周病の治療を行った後に歯茎が下がることもよくあります。ただしこれは歯茎が悪くなったわけではなく歯周病の治療を行ったことによって、それまで腫れていた歯茎が引き締まったことによります。(2)乱暴なブラッシング 歯ブラシをゴシゴシと力強く行っていたり、硬すぎる歯ブラシを使っていたり、電動ブラシの間違った使い方が原因で歯茎が傷み、下がってしまうことがあります。(3)不適合な被せ物。虫歯などにより残念ながら被せたものと歯の境目がぴったり合っていなくて、段差に汚れ プラークが溜まりやすい形になっていると歯茎が炎症を起こし結果として骨が溶けて歯周病になリます。(4)歯ぎしり、食いしばり。歯ぎしりや食いしばりなどの噛み癖があると歯の周囲の組織に無理がかかり そこに細菌が繁殖し炎症を起こすと骨の九州が進行し歯茎もともに下がってしまいます。(5)矯正治療。成人の矯正治療では、歯茎が下がってしまうことがあります。歯並びを重なることで保たれていた歯茎が通常の位置関係に戻ることで歯茎も正常な位置に戻ろうとします(6)加齢現象。特に歯周病でなくても加齢によりコラーゲンの変化などある程度歯茎が下がってしまいます

 

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